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日別アーカイブ: 2025年7月18日

第7回軽天ボード工事マスター講座

皆さんこんにちは!


田鍋建装、更新担当の中西です。

軽天工事とボード工事の関係とは?~骨組みと仕上げ、どちらも欠かせない存在~

当社のブログにお越しいただきありがとうございます。
今回は、軽天工事と切っても切り離せない「ボード工事」について、わかりやすくご紹介していきます。


◆ 骨組みづくりと仕上げ工事、その関係とは?

建物の内装工事において、「軽天工事」と「ボード工事」は、まるで表と裏のような関係にあります。
この2つの工事は、どちらか一方では成り立たず、常にセットで行われるのが一般的です。

よく例えられるのが、「軽天工事が骨組み、ボード工事が皮膚」。
まさに、人間の体のように、内側の構造(骨)と外側の仕上げ(皮膚)が一体になって初めて機能するというイメージです。


◆ ボード工事とはどんな作業?

ボード工事とは、軽天で組んだ下地に石膏ボードなどの内装材を貼りつけていく作業のことを指します。
この石膏ボードは、建築現場では最もポピュラーな材料のひとつで、主に以下のような特徴があります。

  • 防火性に優れている(万一の火災時にも延焼しにくい)

  • 遮音性が高く、音漏れ防止に効果的

  • 加工しやすく、切断やビス留めもスムーズ

  • 表面が平滑で、クロス貼りや塗装などの仕上げがしやすい

ボードは壁だけでなく、天井にも貼りつけられ、室内の見た目を整えると同時に、快適な空間づくりに貢献しています。


◆ なぜ軽天工事とボード工事は一体なのか?

理由はとてもシンプルで、どちらか一方だけでは内装が成り立たないからです。

  • 骨組み(軽天)がしっかりしていないと、ボードがうまく貼れない

  • ボードが丁寧に貼られていないと、美しい内装には仕上がらない

つまり、**軽天とボードは“相互に支え合う存在”**なのです。

さらに、仕上げの美しさは、ボード工事の精度だけでなく、下地(軽天)の精度にも大きく左右されます。たとえば、下地の寸法がずれていれば、ボードのつなぎ目に隙間ができたり、クロスを貼ったときに段差が生じたりする可能性があります。


◆ ボード工事の見えない工夫と職人技

ボード工事は一見すると「ただ貼るだけ」の作業のように思えるかもしれません。
しかし実際には、見た目以上に緻密さと丁寧さが求められる仕事です。

  • 継ぎ目の処理(パテ処理)を丁寧に行うことで、仕上げのクロスが美しく見える

  • ビスの打ち込み位置や深さを均一にすることで、強度と仕上がりが安定する

  • 出隅(角)や入隅(壁と壁の接合部)の仕上げで、職人の技術の差が出る

こうした“目立たないけど大事な仕事”の積み重ねが、完成後の空間の印象を大きく左右します。


◆ 軽天ボード工事は「仕上がりの質」を決める

内装工事の仕上がりを見たとき、「なんとなくきれいだな」「空間が整っているな」と感じることはありませんか?
実はその“見えない美しさ”を支えているのが、まさに軽天工事とボード工事の精度なんです。

この2つの工程をセットで丁寧に行うことで、仕上げ工事(クロス貼り・塗装など)がスムーズに進み、より高品質な内装が完成します。


◆ まとめ

軽天工事とボード工事は、分けて考えることができないほど密接な関係にあります。

  • 軽天工事=正確な骨組みをつくる

  • ボード工事=快適で美しい空間をつくる

それぞれが専門的な技術を必要とする大切な工程であり、どちらかが欠けてはならない存在です。

 

 

田鍋建装は、京都府南丹市を拠点に近畿地方一円で軽天ボード工事を専門に行い、見えない骨組みから仕上げまで高品質・安全・スピーディに提供しています。

本シリーズを通じて、現場で役立つノウハウをぜひご活用ください。

 

 

 

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