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皆さんこんにちは!
田鍋建装、更新担当の中西です。
当社のブログにお越しいただきありがとうございます。
今回は、軽天工事と切っても切り離せない「ボード工事」について、わかりやすくご紹介していきます。
建物の内装工事において、「軽天工事」と「ボード工事」は、まるで表と裏のような関係にあります。
この2つの工事は、どちらか一方では成り立たず、常にセットで行われるのが一般的です。
よく例えられるのが、「軽天工事が骨組み、ボード工事が皮膚」。
まさに、人間の体のように、内側の構造(骨)と外側の仕上げ(皮膚)が一体になって初めて機能するというイメージです。
ボード工事とは、軽天で組んだ下地に石膏ボードなどの内装材を貼りつけていく作業のことを指します。
この石膏ボードは、建築現場では最もポピュラーな材料のひとつで、主に以下のような特徴があります。
防火性に優れている(万一の火災時にも延焼しにくい)
遮音性が高く、音漏れ防止に効果的
加工しやすく、切断やビス留めもスムーズ
表面が平滑で、クロス貼りや塗装などの仕上げがしやすい
ボードは壁だけでなく、天井にも貼りつけられ、室内の見た目を整えると同時に、快適な空間づくりに貢献しています。
理由はとてもシンプルで、どちらか一方だけでは内装が成り立たないからです。
骨組み(軽天)がしっかりしていないと、ボードがうまく貼れない
ボードが丁寧に貼られていないと、美しい内装には仕上がらない
つまり、**軽天とボードは“相互に支え合う存在”**なのです。
さらに、仕上げの美しさは、ボード工事の精度だけでなく、下地(軽天)の精度にも大きく左右されます。たとえば、下地の寸法がずれていれば、ボードのつなぎ目に隙間ができたり、クロスを貼ったときに段差が生じたりする可能性があります。
ボード工事は一見すると「ただ貼るだけ」の作業のように思えるかもしれません。
しかし実際には、見た目以上に緻密さと丁寧さが求められる仕事です。
継ぎ目の処理(パテ処理)を丁寧に行うことで、仕上げのクロスが美しく見える
ビスの打ち込み位置や深さを均一にすることで、強度と仕上がりが安定する
出隅(角)や入隅(壁と壁の接合部)の仕上げで、職人の技術の差が出る
こうした“目立たないけど大事な仕事”の積み重ねが、完成後の空間の印象を大きく左右します。
内装工事の仕上がりを見たとき、「なんとなくきれいだな」「空間が整っているな」と感じることはありませんか?
実はその“見えない美しさ”を支えているのが、まさに軽天工事とボード工事の精度なんです。
この2つの工程をセットで丁寧に行うことで、仕上げ工事(クロス貼り・塗装など)がスムーズに進み、より高品質な内装が完成します。
軽天工事とボード工事は、分けて考えることができないほど密接な関係にあります。
軽天工事=正確な骨組みをつくる
ボード工事=快適で美しい空間をつくる
それぞれが専門的な技術を必要とする大切な工程であり、どちらかが欠けてはならない存在です。
田鍋建装は、京都府南丹市を拠点に近畿地方一円で軽天ボード工事を専門に行い、見えない骨組みから仕上げまで高品質・安全・スピーディに提供しています。
本シリーズを通じて、現場で役立つノウハウをぜひご活用ください。
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