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皆さんこんにちは!
田鍋建装、更新担当の中西です。
目次
軽天ボード工事シリーズも第5回目となりました。
今回は、多くの現場で求められる「防音性・断熱性」をテーマに、ボードと断熱材、遮音シートの組み合わせについて詳しく解説していきます。
建物の性能を語るうえで、見逃せないのが**「音」と「熱」への配慮**です。
特に、以下のような施設・空間ではその重要性が非常に高くなります:
集合住宅・アパート(生活音や隣室の音の遮断)
オフィス・会議室(機密性と集中力の維持)
病院・介護施設(静けさ・冷暖房効率)
店舗・スタジオ(外部音・反響の対策)
一般住宅(断熱で冷暖房コスト削減)
軽天(LGS)下地の上に取り付けられる石膏ボードや吸音パネルは、壁や天井の「見た目」だけでなく、「性能」にも大きく関与しています。
石膏ボードは、一定の遮音性・不燃性を持ちますが、それ単体では防音・断熱の効果は限定的。
だからこそ、断熱材や遮音シートと組み合わせて使う必要があります。
定番の組み合わせ。断熱材(グラスウール・ロックウールなど)を軽天に充填したうえで石膏ボードを張ることで、以下のような効果が得られます。
冬は暖かく、夏は涼しい空間を維持
結露の発生を抑える
電気代の節約にも貢献!
特に天井裏の断熱材施工は、冷暖房効率を左右する大きなポイントとなります。
遮音シートとは、高密度のゴム系素材でできた薄いシート状の建材。
ボードの下や間に挟むことで、音の振動を吸収し、音の通過を遮断します。
生活音・足音の低減
隣室・階上からの音漏れ防止
反響音(特に高音域)の軽減
遮音性を高めたい場合は、遮音シート+二重張りボード構成がおすすめです。
断熱材の“密着性”がカギ:隙間があると効果が半減!しっかりと密着させて充填します。
遮音シートは全面密着施工:タッカーや両面テープで浮きやズレを防止。
下地の安定性が最優先:下地のLGS(軽天)がたわんでいては意味がありません。
ボード単体ではできない防音・断熱性能も、断熱材や遮音シートとの併用で一気にレベルアップします。
「見えない部分こそ手を抜かない」
それが、私たちが大切にしている軽天ボード工事の信念です。
次回は、さらに一歩踏み込んで「耐火性と耐久性を意識したボード構成」について解説いたします!
田鍋建装は、京都府南丹市を拠点に近畿地方一円で軽天ボード工事を専門に行い、見えない骨組みから仕上げまで高品質・安全・スピーディに提供しています。
本シリーズを通じて、現場で役立つノウハウをぜひご活用ください。
田鍋建装では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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