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皆さんこんにちは!
田鍋建装、更新担当の中西です。
目次
軽天ボード工事シリーズ第6回では、「耐火性・耐久性を意識したボードの選び方・張り方」をテーマにお届けします。
「ボード」と一言で言っても、実は用途や性能によって非常に多くの種類が存在します。
現場の目的に合わせて最適なボードを選ぶことが、安全性と長寿命化につながるのです。
最も標準的な内装ボード。コスト・加工性に優れ、住宅からオフィス、店舗まで幅広く使用されます。
厚み:9.5mm or 12.5mmが一般的
不燃性が高い
下地クロス・塗装仕上げに対応
中にガラス繊維を混入したタイプ。
高温時の崩壊を防ぎ、耐火壁の仕様に適合
衝撃にも強いため、学校・病院・倉庫など公共施設に最適
水回りに欠かせないボード。色が緑や青のものが多く、以下のような場所に使用されます:
浴室・脱衣所・トイレなど
調理場や厨房など高湿度エリア
外壁下地としての使用(外装対応型)
ただ耐火ボードを張るだけでは不十分。
張り方・構成の工夫が重要です。
12.5mmボードを2重張り(=25mm)にすることで、1時間耐火構造に適合するケースが多くなります。
外周部、共用廊下に面した壁などに効果的です。
ボードを縦横まっすぐに張ると、継ぎ目が集中し強度が落ちます。
2層目を**1層目の継ぎ目からずらして張る(千鳥張り)**ことで、耐火性・耐震性を高められます。
LGS下地のピッチ調整(@303 or @455など)
ビスの打ち忘れ・打ちすぎに注意(耐久性が落ちる原因に)
開口部まわりの補強(ドア・窓まわりの補強材設置)
ボードの選定と施工方法ひとつで、耐火性・耐久性・安全性が大きく変わります。
とくに非住宅施設や災害時の避難動線となる場所では、適切な仕様選定が命を守ることにもつながります。
「ただ張る」のではなく、「どこに、何を、なぜ使うか」を常に意識する――
それがプロの軽天・ボード職人としての誇りです。
次回(第7回)は、「軽天工事に欠かせない!天井・壁下地の基本構造と寸法ルール」についてご紹介予定です!
次回もお楽しみに!
田鍋建装は、京都府南丹市を拠点に近畿地方一円で軽天ボード工事を専門に行い、見えない骨組みから仕上げまで高品質・安全・スピーディに提供しています。
本シリーズを通じて、現場で役立つノウハウをぜひご活用ください。
田鍋建装では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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